イメージストリーマーアプライアンス用語

HPE Synergyコンポーザードメインには複数のイメージストリーマーアプライアンスペアを含めることができます。イメージストリーマーアプライアンスペアは1つの論理エンクロージャーに機能を提供し、1つの論理エンクロージャーは最大で1つのイメージストリーマーアプライアンスペアを持つことができます。1つのイメージストリーマーアプライアンスペアをプライマリアプライアンスペアとして指定し、他のすべてのアプライアンスペアをセカンダリアプライアンスペアとして指定します。

イメージストリーマーアプライアンスペアでは、
  • アクティブ/スタンバイ管理クラスターは、アーティファクト管理およびOS展開の機能を提供します。

  • アクティブ/アクティブストレージクラスターは、OSボリュームストレージを提供します。

HPE OneViewインスタンスによって管理されるすべてのイメージストリーマーアプライアンスが、1つの展開サーバーとして動作します。イメージストリーマー展開サーバーは、任意のアプライアンスペア内にあるOSボリュームの展開とキャプチャーを含め、すべてのイメージストリーマーアプライアンスペアを管理するための単一のインターフェイスとして機能します。また、展開とキャプチャーに関する詳細を提供するアーティファクトを管理し、必要に応じて、複数のアプライアンス上のアーティファクトを複製します。

1つのイメージストリーマーアプライアンスを使用する特別な単一フレーム構成を開発またはテスト環境で使用できます。Hewlett Packard Enterpriseでは、実務環境において3フレーム構成を最低限要求しています。以下のリストでアプライアンスとクラスターの概念を説明します。
イメージストリーマーアプライアンス

HPE Synergyフレームに配置された個々のHPE Synergyイメージストリーマーモジュール、または可用性の高い冗長ペアを形成するために連携して機能するイメージストリーマーモジュールのペア。

プライマリイメージストリーマーアプライアンス

展開サーバーのプライマリアプライアンスペア。プライマリアプライアンスペアは、サーバー展開を管理したり、アーティファクトを作成したり、論理エンクロージャー内のコンピュートモジュールのOSボリュームに対してストレージを提供したりします。

セカンダリイメージストリーマーアプライアンス

セカンダリアプライアンスペアは、論理エンクロージャー内のコンピュートモジュールのOSボリュームに対してストレージを提供します。プライマリアプライアンスが使用できなくなった場合、インフラストラクチャ管理者はセカンダリアプライアンスをプライマリアプライアンスと指定して、展開プロセスを管理できます。

プライマリアクティブイメージストリーマーアプライアンス

このアプライアンスは、展開サーバーのユーザーインターフェイス、アーティファクト管理、および展開制御の機能を提供します。プライマリアプライアンスを割り当てることができます。

プライマリスタンバイイメージストリーマーアプライアンス

アクティブなアプライアンスが使用できなくなると、スタンバイのアプライアンスがアクティブアプライアンスの管理機能を引き継いで、アクティブアプライアンスになります。

セカンダリアプライアンスは、プライマリアプライアンスで利用可能なアーティファクトのコピーを含み、OSボリュームの展開を支援します。スタンバイアプライアンスは、必要に応じて冗長のアーティファクトストレージおよび展開機能を提供します。スタンバイアプライアンスにもアクティブなOSボリュームストレージが含まれます。