セットアップの概要

HPE ProLiant XL270d Gen9アクセラレータトレイ用

HPE ProLiant XL270d Gen9サーバー

開始する前に

  • 安全、環境、および規定に関する情報については、『サーバー、ストレージ、電源、ネットワーク、およびラック製品の安全と準拠に関する情報』Hewlett Packard EnterpriseのWebサイト)を参照してください。
  • サーバーのユーザーガイドで説明される設置場所の詳細要件に従って、要件を満たす設置場所を選定してください。
  • サーバーの梱包箱を開梱して、サーバーの取り付けに必要な装置とドキュメントが同梱されていることを確認してください。
  • オペレーティングシステムのサポートの確認 - ProLiantサーバーでサポートされるオペレーティングシステムについて詳しくは、オペレーティングシステムサポートマトリックス(英語)を参照してください。

インストール前の情報については、『HPE Apollo d6500シャーシセットアップ/インストレーションガイド』および『HPE ProLiant XL270d Gen9 アクセラレータトレイユーザーガイド』を参照してください。HPE Apollo d6500シャーシおよびHPE ProLiant XL270d Gen9アクセラレータトレイは、HPE Apollo 6500 Systemの一部です。

コンポーネントの識別

フロントパネルのコンポーネント

d6500シャーシ用のフロントパネルのコンポーネント

番号

説明

1

ドライブベイ

2

スロット9 PCIe3 x16(16、8、4、1)

3

スロット10 PCIe3 x16(16、8、4、1)

4

NICポート2

5

NICポート1

6

専用iLOポート(オプション)

7

シリアル番号とiLOラベルプルタブ

8

USB 3.0コネクター

9

SUVコネクター

フロントパネルのLEDとボタン

フロントパネルのLEDとボタン

番号

説明

ステータス

1

電源ボタン/LED1

緑色で点灯 = システムに電源が入っています。

緑色で点滅 = 電源投入シーケンスを実行中です。

オレンジ色で点灯 = システムはスタンバイ状態です。

消灯 = 電源が供給されていません。2

2

UIDボタン/LED1

青色で点灯 = 動作しています。

  • 毎秒1回点滅 = リモート管理またはファームウェアアップグレードを実行中です。
  • 毎秒4回点滅 = iLO手動ソフト再起動シーケンスが開始されました。
  • 毎秒8回点滅 = iLO手動ハード再起動シーケンスを実行中です。

    消灯 = 動作していません。

3

ヘルスLED1

緑色で点灯 = 正常

オレンジ色で点滅 = システムの機能が劣化しています。

赤色で点滅 = システムはクリティカルな状態です。3

4

取り外し禁止LED

白色で点滅 = ノードを取り外してはいけません。ノードを取り外すと、現在の動作が停止し、データが消失する場合があります。

消灯=ノードを取り外すことができます。

5

iLO動作LED

緑色で点灯または点滅 = ネットワークが動作しています。

消灯 = ネットワークが動作していません。

6

iLOリンクLED

緑色 = ネットワークにリンクされています。

消灯 = ネットワーク接続されていません。

7

NICリンクLED1

緑色 = ネットワークにリンクされています。

消灯 = ネットワーク接続されていません。

8

NIC動作LED1

緑色で点灯または点滅 = ネットワークが動作しています。

消灯 = ネットワークが動作していません。

1 この表で説明されているLEDが同時に点滅する場合は、電源障害が発生しています。詳しくは、『HPE ProLiant XL270d Gen9アクセラレータトレイユーザーガイド』の「電源障害のLED」を参照してください。

2 電源が供給されていない、電源コードが接続されていない、電源装置が搭載されていない、電源装置が故障している、またはフロントI/Oのケーブルが外れています。

3 ヘルスLEDが劣化状態またはクリティカル状態を示している場合は、システムIMLを確認するか、またはiLOを使用してシステムヘルスステータスを確認してください。

リアパネルのコンポーネント

サーバーのリアパネルのコンポーネント

番号

説明

1

ファンコネクター

2

管理ライザーコネクター

3

DC電源ケーブルモジュールコネクター

ハードウェアオプションを取り付ける

内部ハードウェアオプションを取り付ける

オプションの取り付けについては、オプションに付属のドキュメントを参照してください。サーバー固有の情報について詳しくは、『HPE ProLiant XL270d Gen9アクセラレータトレイユーザーガイド』を参照してください。

シャーシのラックへの取り付け

警告:このサーバーは重量があります。けがや装置の損傷を防止するために、次の注意事項を守ってください。

  • 各地域で定められた重量のある装置の安全な取り扱いに関する規定に従ってください。
  • サーバーをシャーシに取り付けたりシャーシから取り外したりする前に、ドライブを取り外してサーバーの重量を減らしてください。
  • サーバーの設置および取り外し作業中には、必ず適切な人数でサーバーを持ち上げたり固定する作業を行ってください。サーバーをシャーシに取り付けたりシャーシから取り外したりするときは、2人以上で作業することをおすすめします。装置を胸より高く持ち上げるときは、サーバーの位置を合わせるために3人目の人が必要になる場合があります。
  • サーバーをシャーシに取り付けたりシャーシから取り外したりするときは注意してください。サーバーロックがシャーシとかみ合っていない場合、サーバーが不安定になります。

警告:表面が熱くなっているため、やけどをしないように、ドライブやシステムの内部部品が十分に冷めてから手を触れてください。

注意:静電気放電によって電子部品が損傷する場合があります。必ず、正しくアースを行ってからこの手順を開始してください。

注意:適切な冷却を確保するために、サーバーを動作させるときは、アクセスパネル、バッフル、拡張スロットカバー、およびブランクを必ず取り付けてください。サーバーがホットプラグ対応コンポーネントをサポートしている場合は、アクセスパネルを開ける時間を最小限に抑えてください。

ラックにシャーシを取り付けるには、『HPE Apollo d6500 シャーシセットアップ/インストレーションガイド』を参照してください。詳しくは、レールキットに付属の手順を参照してください。

ケーブルと電源コードを接続する

  1. iLOマネジメントケーブルを接続します。

    専用iLO管理ポートモジュールを取り付けるときは、以下の規則と制限事項に従ってください。

    • 専用iLOマネジメントポートモジュールをサーバーに取り付ける場合は、以下の手順に従ってください。
      • サーバーは、専用iLOマネジメントポートモジュールを経由した場合のみ、ネットワークに接続できます。
      • サーバーは、chassis managementモジュール経由でアクセスできません。
    • ネットワークに接続するためにChassis ManagementモジュールのiLOポートまたは専用iLOマネジメントポートモジュールを使用する場合、ネットワークは1 Gb/秒の速度で動作していなければなりません。ネットワークの動作速度が10/100Mb/秒または10Gb/秒の場合、サーバーはネットワークに接続できません。

      専用のiLOケーブルを接続する

  2. ネットワークケーブルを接続します。

    ネットワークケーブルを接続する

システムのケーブル接続について詳しくは、『HPE Apollo d6500シャーシセットアップ/インストレーションガイド』および『HPE ProLiant XL270d Gen9アクセラレータトレイユーザーガイド』を参照してください。

電源を投入しててブートオプションを選択する

サーバーの初期ブートアップ

UEFIブートモードで稼動しているサーバーでは、ブートコントローラーおよびブート順序が自動的に設定されます。

  1. 電源ボタンを押します。
  2. 最初の起動中に、次の手順を実行します。
    • サーバー構成ROMのデフォルト設定を変更するには、ProLiantのPOST画面で[F9]キーを押して、UEFIシステムユーティリティ画面に切り替えます。デフォルトでは、システムユーティリティのメニューは英語で表示されます。
    • サーバーの構成を変更する必要がなく、システムソフトウェアをインストールする準備ができている場合は、[F10]キーを押してIntelligent Provisioningにアクセスします。

自動構成について詳しくは、Hewlett Packard EnterpriseのWebサイトにあるUEFIのドキュメントを参照してください。

システムソフトウェアをインストールする

サーバーを正しく動作させるには、サポートされているオペレーティングシステムをインストールする必要があります。オペレーティングシステムサポートの最新情報については、Hewlett Packard EnterpriseのWebサイト(英語)を参照してください。

重要:HPE ProLiant XLサーバーは、Intelligent Provisioningによるオペレーティングシステムのインストールはサポートしませんが、メンテナンス機能はサポートします。詳しくは、『HPE Intelligent Provisioningユーザーガイド』の「メンテナンスの実行」の項およびオンラインヘルプを参照してください。

サーバーにオペレーティングシステムをインストールするには、次のいずれかの方法を使用してください。

  • 手動インストール - オペレーティングシステムのCDをUSBで接続されたDVD-ROMドライブに挿入し、サーバーを再起動します。ドライバーをインストールできるように、SPPのダウンロードサイトからService Pack for ProLiantをダウンロードし、SPPメディアを作成する必要があります。
  • リモート展開インストール - オペレーティングシステムをリモートに展開するための自動化されたソリューションとして、Insight Controlサーバープロビジョニングを使用します。

追加のシステムソフトウェアおよびファームウェアアップデートについては、Hewlett Packard EnterpriseのWebサイトからService Pack for ProLiant(SPP)をダウンロードしてください。インストールされているソフトウェアまたはコンポーネントで古いバージョンが必要な場合を除き、ノードを最初に使用する前に、ソフトウェアとファームウェアを更新しておく必要があります。

これらのインストールの方法について詳しくは、Hewlett Packard EnterpriseのWebサイトを参照してください。

サーバーの登録

HP製品登録Webサイト

より迅速なサービスとより効果的なサポートを受けるには、Hewlett Packard Enterprise製品登録Webサイトで製品を登録してください。

追加情報

Enterprise Information Library

詳しくは、Hewlett Packard Enterprise Information LibraryにあるHPE Apollo 6500 Systemのドキュメントを参照してください。

安全、環境、および規制に関する重要情報については、『サーバー、ストレージ、電源、ネットワーク、およびラック製品の安全と準拠に関する情報』(Hewlett Packard EnterpriseのWebサイト)を参照してください。

部品番号:864393-191
2016年9月
第1版