セットアップの概要
HPE Apollo 4200 Gen9サーバー用
開始する前に
- 安全、環境、および規定に関する情報については、『サーバー、ストレージ、電源、ネットワーク、およびラック製品の安全と準拠に関する情報』(Hewlett Packard EnterpriseのWebサイト)を参照してください。
- サーバーのユーザーガイドで説明される設置場所の詳細要件に従って、要件を満たす設置場所を選定してください。
- サーバーの梱包箱を開梱して、サーバーの取り付けに必要な装置とドキュメントが同梱されていることを確認してください。
- オペレーティングシステムのサポートの確認 - ProLiantサーバーでサポートされるオペレーティングシステムについて詳しくは、オペレーティングシステムサポートマトリックス(英語)を参照してください。
インストール前の情報については、『HPE Apollo 4200 Gen9サーバーユーザーガイド』を参照してください。
コンポーネントの説明
フロントパネルのコンポーネント
- LFF(3.5型)シャーシ
番号
説明
1
LFF(3.5型)- ホットプラグ対応ドライブ
2
USB 2.0コネクター
- SFF(2.5型)シャーシ
番号
説明
1
SFF(2.5型)ホットプラグ対応ドライブ
2
USB 2.0コネクター
フロントパネルのLEDとボタン
番号 |
説明 |
ステータス |
---|---|---|
1 |
ヘルスLED1 |
緑色で点灯 = 正常 緑色で点滅(毎秒1回点滅) = iLOが再起動中です。 オレンジ色で点滅 = システムの機能が劣化しています。2 赤色で点滅(毎秒1回点滅) = システムに重大な障害が発生しています。2 |
2 |
NICステータスLED1 |
緑色で点灯 = ネットワークにリンクされています。 緑色で点滅(毎秒1回点滅) = ネットワークが動作しています。 消灯 = ネットワークが動作していません。 |
3 |
フロントドライブのヘルス/温度LED |
緑色で点灯 = SASエキスパンダーでサポートされているドライブは機能しています。3 オレンジ色で点灯 = SAS エキスパンダーでサポートされている1つまたは複数のドライブが障害または障害予測状態にあります。3 オレンジ色で点滅(毎秒1回点滅)= 1つまたは複数のフロントドライブの温度センサーが温度しきい値に達しようとしています。すぐにフロントドライブケージをスライドさせてシャーシに戻し、LEDが緑色に変わるまでそのままにしてください。4 消灯 = 電源が供給されていません。5 |
4 |
電源ボタンおよびシステム電源LED1 |
緑色で点灯 = システムに電源が入っています。 緑色で点滅(毎秒1回点滅) = 電源投入シーケンスを実行中です。 オレンジ色で点灯 = システムはスタンバイ状態です。 消灯 = 電源が供給されていません。5 |
5 |
UIDボタン/LED1 |
青色で点灯 = 動作しています。 青色で点滅:
消灯 = 動作していません。 |
1 これら4つのLEDが同時に点滅しているときは、電源障害が発生しています。詳しくは、『HPE Apollo 4200 Gen9サーバーユーザーガイド』の「電源障害のLED」を参照してください。
2ヘルスLEDが劣化状態またはクリティカル状態を示している場合は、システムIMLを確認するか、またはiLOを使用してシステムヘルスステータスを確認してください。
3 このLEDの動作は、すべてのフロントドライブと、フロントドライブケージ2バックプレーンに接続されているリアドライブに適用されます。
4 このLEDの動作は、iLO 08-HD Max センサーの読み取り値によって異なります。詳しくは、『HPE Apollo 4200 Gen9サーバーユーザーガイド』の「フロントドライブの温度LED」を参照してください。
5 電源が供給されていない、電源コードが接続されていない、電源装置が搭載されていない、電源装置が故障している、またはフロントI/Oのケーブルが外れています。
リアパネルのコンポーネント
- 4ベイLFF(3.5型)ホットプラグ対応リアドライブケージオプションが付いたリアパネル
番号
説明
1
ロープロファイル、直立型拡張ボード用PCIe3 x16(16、8、4、1)スロット71
2
ロープロファイル、直立型拡張ボード用PCIe3 x8(8、4、1)スロット61
3
ロープロファイル、直立型拡張ボード用PCIe3 x16(16、8、4、1)スロット51
4
LFF(3.5型)- ホットプラグ対応ドライブ
5
ロープロファイル、直立型拡張ボードまたはライザーケージオプション用PCIe3 x16(16、8、4、1)スロット22
6
ロープロファイル、直立型拡張ボード用PCIe3 x8(8、4、1)スロット12
7
FlexibleLOMスロット2
8
ホットプラグ対応電源装置ベイ1
9
ホットプラグ対応電源装置ベイ2
10
USB 3.0コネクター
11
NIC 1/共有iLOコネクター
12
NICコネクター2
13
ビデオコネクター
14
専用iLOマネジメントコネクター(オプション)
1 PCIe拡張スロット5〜7はプロセッサー2に関連付けられています。
2 PCIe拡張スロット1〜4およびFlexibleLOMスロットはプロセッサー1に関連付けられています。
- 2ベイSFF(2.5型)ホットプラグ対応リアドライブケージオプションと2スロットPCIライザーケージオプションが付いているリアパネル
番号
説明
1
ロープロファイル、直立型拡張ボード用PCIe3 x16(16、8、4、1)スロット71
2
ロープロファイル、直立型拡張ボード用PCIe3 x8(8、4、1)スロット61
3
ロープロファイル、直立型拡張ボード用PCIe3 x16(16、8、4、1)スロット51
4
SFF(2.5型)ホットプラグ対応ドライブ
5
PCIe3 x8(8、4、1)ライザースロット4、フルハイト、ハーフレングス、直立型拡張ボード2
6
PCIe3 x8(8、4、1)ライザースロット3、フルハイト、ハーフレングス、直立型拡張ボード2
7
ロープロファイル、直立型拡張ボードまたはライザーケージオプション用PCIe3 x16(16、8、4、1)スロット22
8
ロープロファイル、直立型拡張ボード用PCIe3 x8(8、4、1)スロット12
9
FlexibleLOMスロット2
10
ホットプラグ対応電源装置ベイ1
11
ホットプラグ対応電源装置ベイ2
12
USB 3.0コネクター
13
NIC 1/共有iLOコネクター
14
NICコネクター2
15
ビデオコネクター
16
専用iLOマネジメントコネクター(オプション)
1 PCIe拡張スロット5〜7はプロセッサー2に関連付けられています。
2 PCIe拡張スロット1〜4およびFlexibleLOMスロットはプロセッサー1に関連付けられています。
- 6ベイSFF(2.5型)ホットプラグ対応リアドライブケージオプション付きのリアパネル
項目
説明
1
ロープロファイル、直立型拡張ボード用PCIe3 x16(16、8、4、1)スロット71
2
ロープロファイル、直立型拡張ボード用PCIe3 x8(8、4、1)スロット61
3
ロープロファイル、直立型拡張ボード用PCIe3 x16(16、8、4、1)スロット51
4
SFF(2.5型)ホットプラグ対応ドライブ
5
ロープロファイル、直立型拡張ボードまたはライザーケージオプション用PCIe3 x16(16、8、4、1)スロット22
6
ロープロファイル、直立型拡張ボード用PCIe3 x8(8、4、1)スロット12
7
FlexibleLOMスロット2
8
ホットプラグ対応電源装置ベイ1
9
ホットプラグ対応電源装置ベイ2
10
USB 3.0コネクター
11
NIC 1/共有iLOコネクター
12
NICコネクター2
13
ビデオコネクター
14
専用iLOマネジメントコネクター(オプション)
1 PCIe拡張スロット5〜7はプロセッサー2に関連付けられています。
2 PCIe拡張スロット1〜4およびFlexibleLOMスロットはプロセッサー1に関連付けられています。
リアパネルのLED
番号 |
説明 |
ステータス |
---|---|---|
1 |
専用iLO動作LED |
緑色で点灯 = ネットワークにリンクされています。 緑色で点滅 = ネットワークが動作しています。 消灯 = ネットワークが動作していません。 |
2 |
専用iLOリンクLED |
緑色 = ネットワークにリンクされています。 消灯 = ネットワークにリンクされていません。 |
3 |
NIC動作LED |
緑色で点灯 = ネットワークにリンクされています。 緑色で点滅 = ネットワークが動作しています。 消灯 = ネットワークが動作していません。 |
4 |
NICリンクLED |
緑色 = ネットワークにリンクされています。 消灯 = ネットワークにリンクされていません。 |
5 |
UID LED |
青色で点灯 = 動作しています。 青色で点滅:
消灯 = 動作していません。 |
6 |
電源装置LED |
緑色で点灯 = 正常 消灯 = 次の1つまたは複数の状況が発生している
|
フロントドライブケージから輸送用ネジを取り外す
フロントドライブケージは製品納入時に輸送用ネジでシャーシに固定されています。この輸送用ネジの位置と数は、製品納入時のサーバーの出荷方法によって異なります。サーバーをラックに初めて取り付ける前に、この輸送用ネジを取り外します。これにより、フロントドライブケージをシャーシから引き出せるようになります。
以下の手順の1つまたは両方を実行して、フロントドライブケージを固定している輸送用ネジを取り外します。
- シャーシ側の輸送用ネジを取り外します。
- ラックイヤーの輸送用ネジを取り外します。
- セキュリティベゼルが取り付けられている場合、取り外します。
- ラックイヤーの輸送用ネジを取り外します。
サーバーオプションを取り付ける
オプションの取り付けについては、オプションに付属のドキュメントを参照してください。サーバー固有の情報について詳しくは、『HPE Apollo 4200 Gen9サーバーユーザーガイド』を参照してください。
サーバーをラックに取り付ける
サーバーを設置する前に、以下の警告と注意をよく読んでください。
警告:けがや装置の損傷を防止するために、次の点に注意してください。
|
警告:けがや装置の損傷を防止するために、ラックを降ろすときには、次の点に注意してください。
|
警告:けがや装置の損傷を防止するために、コンポーネントをラックの外に引き出す前にラックを正しく安定させてください。コンポーネントは一度に1つずつ引き出してください。一度に複数のコンポーネントを引き出すと、ラックが不安定になる場合があります。 |
警告:サーバーをTelcoラックに取り付ける場合、ラックフレームの上部と下部が壁や床などに正しく固定されていることを確認してください。 |
警告:このサーバーは重量があります。けがや装置の損傷を防止するために、次の注意事項を守ってください。
|
警告:感電や装置の損傷を防ぐため、以下の点に注意してください。
|
注意:必ず、一番重いものをラックの最下段に置いて、下から上に順に取り付けてください。下から上に順に取り付けてください。 |
注意:サーバーを不安定な電源および一時的な停電から保護するために、UPS(無停電電源装置)を使用してください。UPSは、電源サージや電圧スパイクによって発生する損傷からハードウェアを保護し、停電中でもシステムが動作を継続できるようにします。 |
注意:フロントドライブケージを引き出したままサーバーを長時間動作させないでください。サーバーの電源が入った状態でフロントドライブケージを引き出す場合は、次のいずれかを実行します。
|
サーバーをラックに取り付けるには、以下のようにします。
- サーバーラックレールをラックに取り付けます。HPE 2Uシェルフマウント型調整可能レールキットに付属のドキュメントを参照してください。
- シャーシ固定用ブラケットは、フロントドライブケージを引き出すときにサーバーを固定するのに役立ちます。
次の図では、ラックレールのシェルフ部をグレーで示しています。
ラックレールのシェルフ部以外の場所にシャーシ固定用ブラケットを取り付けます。
- サーバーをラックに取り付けます。
- ラックイヤーのつまみネジを締め付けます。
- シャーシ固定用ブラケットのピンが、シャーシの両側にあるノッチに差し込まれていることを確認します。
ドライブとパワーインプットモジュールを取り付ける
オプションの取り付けについては、オプションに付属のドキュメントを参照してください。サーバー固有の情報について詳しくは、『HPE Apollo 4200 Gen9サーバーユーザーガイド』を参照してください。
ケーブルと電源コードを接続する
- iLOマネジメントケーブルを接続します。
図に示された専用iLOコネクターはオプションのコンポーネントです。このオプションを取り付けていない場合、iLOマネジメント接続はNIC 1/共有iLOコネクターを利用して行われます。
- ネットワークケーブルを接続します。
- 電源コードをパワーインプットモジュールに接続します。
- ACパワーインプットモジュール
- DCパワーインプットモジュール
システムのケーブル接続について詳しくは、『HPE Apollo 4200 Gen9サーバーユーザーガイド』を参照してください。
電源を投入してブートオプションを選択する
UEFIブートモードで稼働しているサーバーでは、ブートコントローラーおよびブート順序が自動的に設定されます。
- 電源ボタンを押します。
- 最初の起動中に、次の手順を実行します。
- サーバー構成ROMのデフォルト設定を変更するには、ProLiantのPOST画面でF9キーを押して、UEFIシステムユーティリティ画面に切り替えます。デフォルトでは、システムユーティリティのメニューは英語で表示されます。
- サーバーの構成を変更する必要がなく、システムソフトウェアをインストールする準備ができている場合は、F10キーを押してIntelligent Provisioningにアクセスします。
自動構成について詳しくは、Hewlett Packard EnterpriseのWebサイトにあるUEFIのドキュメントを参照してください。
システムソフトウェアをインストールする
ProLiantサーバーには、プロビジョニングメディアは同梱されていません。システムソフトウェアおよびファームウェアを管理し、インストールするために必要なものは、すべてサーバーにプリロードされています。
サーバーを正しく動作させるには、サポートされているオペレーティングシステムをインストールする必要があります。サポートされていないオペレーティングシステムを実行しようとすると、重大で予期しない結果になる可能性があります。オペレーティングシステムサポートの最新情報については、Hewlett Packard EnterpriseのWebサイト(英語)を参照してください。
ProLiant Gen9サーバーのUEFI要件に従わないと、オペレーティングシステムのインストールエラー、ブートメディアの認識失敗、他のブート障害が発生する可能性があります。これらの要件について詳しくは、Hewlett Packard EnterpriseのWebサイトの『HPE UEFI要件』を参照してください。
サーバーにオペレーティングシステムをインストールするには、次のいずれかの方法を使用してください。
- Intelligent Provisioning - 単一サーバーの展開、更新、プロビジョニングを行うための機能です。
(ローカルまたはリモートで)Intelligent Provisioningを使用してサーバーにオペレーティングシステムをインストールするには、以下の手順に従ってください。
- サーバーのネットワークコネクターとネットワークジャックをEthernetケーブルで接続します。
- 電源ボタンを押します。
- サーバーのPOST実行中に、F10キーを押します。
- Intelligent Provisioningの初期設定と登録関連を完了します。
- [ホーム]画面で、[構成とインストール]をクリックします。
- インストールを終了するには、画面のメッセージに従ってください。ファームウェアおよびシステムソフトウェアを更新するには、インターネット接続が必要です。
- Insight Controlサーバープロビジョニング - マルチサーバーリモートOS展開では、Insight Controlサーバープロビジョニングを自動化ソリューションとして使用します。詳しくは、Hewlett Packard EnterpriseのWebサイトでInsight Controlのドキュメントを参照してください。
追加のシステムソフトウェアおよびファームウェアアップデートについては、Hewlett Packard EnterpriseのWebサイトからService Pack for ProLiant(SPP)をダウンロードしてください。インストールされているソフトウェアまたはコンポーネントで古いバージョンが必要な場合を除き、サーバーを最初に使用する前に、ソフトウェアとファームウェアを更新しておく必要があります。
詳しくは、『HPE Apollo 4200 Gen9サーバーユーザーガイド』の「システムの最新状態の維持」の項を参照してください。
これらのインストールの方法について詳しくは、Hewlett Packard EnterpriseのWebサイトを参照してください。
サーバーの登録
より迅速なサービスとより効果的なサポートを受けるには、Hewlett Packard Enterprise製品登録Webサイトで製品を登録してください。
追加情報
詳しくは、Hewlett Packard Enterprise Information LibraryにあるHPE Apollo 4200 Gen9サーバーのドキュメントを参照してください。
安全、環境、および規定に関する情報については、『サーバー、ストレージ、電源、ネットワーク、およびラック製品の安全と準拠に関する情報』(Hewlett Packard EnterpriseのWebサイト)を参照してください。
部品番号:807314-192
2016年4月
第2版